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2008年12月28日

【コラム】 アキバの魅力とは何か?秋葉原を歩きながら考えてみた!

あまり秋葉原を訪れない、訪れたことのない人から以下のようなことを聞かれました。

「アキバに行くっていっても、具体的になにがあんの? 電器屋? マンガとかを買いに行くの? 特別にアキバに行く理由がわからない」

ちょくちょく秋葉原を訪れている身としては深く考えたこともなかったのですが、言われてみれば、なんででしょう? 買い物をするだけであれば、他の街でも、ネット通販でもよかったりするわけで…。それでも人は(自分含め)秋葉原に集います。

というわけで、今回は実際に秋葉原を訪れて、その理由を考えてみました。秋葉原を歩くと、改めて「変な街だなぁ…」としみじみ思わされます。

たとえば駅を降りてすぐ、新しいアニメDVDのポスターが建物全面に張りつけられています。でかいです。多分6畳くらいあり、圧倒されるある種の迫力があります。駅前ではメイドの格好をした人たちが、チラシを配り歩いています。メガネ店の店員が、なぜか自作ラップを歌ってメガネを売っています(これが結構ウマい!)。なぜメガネ店がラップを? …謎です。

中央通りを歩けば、「ねじれ国会餅」とか、変なお土産を売っているお店もあります。石丸電気では、アイドルや歌手のDVD発売イベントに行列ができています。路地裏に入れば、ケーブル専門店や、計測器専門店という、非常にニッチな専門店を眺めるのも、まるで異世界に迷い込んでしまったように好奇心を刺激されます。犬も歩けば棒に当たるではありませんが、アキバでは他の街にはない面白い店舗に出会えます。

秋葉原に詳しい作家、『電波男』の著者・本田透さんにも秋葉原の魅力についてお聞きしました。

「オーディオの街だった昔からアキバ系の街となった現在に至るまで、機械工作・PC(“マイコン”と呼ばれたころから)・アニメ・ゲーム・etc…、その時々に流行している個人のインドア系趣味・妄想を全開にできる“非日常空間”であることが秋葉原の魅力ではないでしょうか。萌えブームが一段落した後も、何らかの新しいトレンドが秋葉原から発信されると思います」

現在、秋葉原には再開発にともなって、これまで少なかったオフィスビルが建ち、ビジネスマンが目に見えて増えています。そして、おいしいご飯が食べられるお店やオシャレな雑貨店が入った商業ビルが建つなどの変化が表れていました。秋葉原という街の持つ機能が広がり、より大勢の人々が訪れやすい街になっていくのではないでしょうか。

秋葉原では、たとえひとつのブームが去っても、その上に新しいブームが起こり、結果的にバラエティ豊かな街になっています。安売りの電器店があり、小さなパーツショップがあり、アニメグッズを取りそろえたお店があり…。秋葉原の文化というのは、大きな文化がドーンとひとつだけあった街ではなく、むしろニッチな文化が寄り集まって、複合的に少しずつ街としての“特色”を出してきたのだと思います。

このバラエティの豊かさ、「おもちゃ箱をひっくり返したような」と評される雑多さ、ユニークさが、趣味の人を呼ぶ理由、秋葉原の魅力ということになるのではないでしょうか。そんな秋葉原の魅力について、今後もどんどんお伝えしていきますよ!
(R25編集部)

引用:R25